今週の仮面ライダーブレイド

またの名をオンドゥル。 
アギトのG3の女性警官さんがゲスト出演していて、懐かしむ。
 
今回のみどころは、レンゲルの自分探し。
剣崎は「両親を助けられなかったから」、橘は「恋人を殺されたから」、
だから戦える、自分にはそれが無い。というこの思考。
典型的な言い訳論法なのである。それは
「告白は仕事で成果を出してから」とか
「俺だって金があれば」とか
「日本人にはハングリー精神が無いから」とか
やればできるのにやらない、という明かに自己責任な部分を、
外部に理由を求め、責任逃れする典型的へタレ思考である。
それはまた、現代っ子の標準的思考でもあろう。
剣崎に「自分が選んだ仕事だから」と一言で論破されると
「でも給料が低いんですよね?」と屁理屈をこねるのも同じ。
理屈で考えているようで、自分がダメであることの正当性を確かめたいだけなのである。
 
それでも、暗闇の中で傷つきながら他人を心配する橘を見、
自分に感謝して笑顔を向ける人々を見て、レンゲル仮面ライダーになった。
一人のヒーローが誕生した瞬間である。
花のアンデッドがなにか仕掛けてきそうなので、このままでは済むまいが。
 
次回は、カリスの戦友(?)の登場で深まるカリスの謎である。楽しみ。