今週のお伽草子

兄、頼光の死にふさぎこむ光。 その光に、前へ進む決心をさせたのは、羅生門でであった万歳楽であった。 というお話。 人の為に悲しみ泣くのは、生き残ったものができる唯一の供養である。 だが、それだけでは、死んだ人間と一緒に死んでしまったのと同じこ…

第三幕「土蜘蛛」 土蜘蛛は大和王朝にまつろわぬ民であった。 ただ、それだけの存在であった。 それは劇中でも同じであったようだ。 酒呑童子という豪族もまた、そうであったはずだ。 だが、それは劇中ではそうではないようだ。 恐怖と酒(麻薬)で支配を広…