花右京メイド隊(最終回)
第12話「本当の笑顔」
ドタバタコメディの日常に戻って、ワイワイやる一同。
見ていて幸せな気分になる私は、幼稚だろうか?
いつも通りの朝のお側ご用隊
花飾りの作り方を恥ずかしそうに聞きにくるグレース
イクヨの発明で妄想世界にどっぷりの八島
その発明で犬ラブが露見するコノエ
花嫁姿でプロポーズ作戦に出るリューカ
太郎とリューカのキス(事故)を見て色めきたつ花右京メイド隊のメイドたち
そして、いつものように微笑み合う太郎とマリエル。
最後に太郎は言う。
「マリエルに心がないなんて嘘だ。だって……」
いつかマリエルの心が解き放たれることもあるだろう。
人形みたいな人間なんて不自然なものは、存在しないのである。
人形みたいな人間。「メイド」として消費される存在。
「キャラクター」として消費される存在。
絵だけを見て、脚本だけを見て、キャラだけを見て、
それでその作品を語ることについて、私は疑問を持つ。
だから止めろとは言わないが、少なくとも私は疑問を持つ。
それは確かに一つの見方であり、批難されるものではない。
だが、それがメインになってしまっては、何かを間違う。
何を伝えたいのか、それを考える人間が、もっといても良いと思う。