今週の絢爛舞踏祭

失踪(?)した婚約者を探すために、岩に自ら挟まるという、 
ぶっとんだ花嫁さんに、アキが惚れる話である。
 
歓迎パーティでの、エステルとクララの仮装にひっくりかえる。
そして、ポイポイダーの仮装(?)でとどめを刺される。
恵が言っていた春って、そういう意味だったのね……などなど。
色々と楽しめる話であった。
 
本当に好きな人のためには、自分の想いすら犠牲にする。
それが、本当の漢なのだそうだ。(ポイポイダー談)
私はその通りだと思うが、違和感を持つ人も少なくないだろう。
本当に好きな人ならば、なんとしてでも自分の物にしたい。
それが本音であり、そんな綺麗事は建前・偽善である。
というのが、真実である。という考え方も一方にある。
それをメインにした物語も多い。
 
だが、ちょっと待て。
相手は人間であり、自分と同じく自我を持った存在である。
それをモノ扱いするってのは、それこそ違和感がないだろうか?
確かにそれで成立する恋愛もあるかもしれない。
だが、それは相手の意思もあってのことである。
「アイツは俺のモノだ」
などと言う方は、相手にガキだなぁとバカにされていると思うべし。
そういうガキの部分も含めて、相手に包まれているという事である。
 
だいたいにおいて、ガキは男性で包み込むのが女性である。
もちろん、逆の例もあるだろう。
とりあえず、この機会に思い上がりを改め、相手への感謝の念を持ったらどうだろうか?
 
それこそ、余計なお世話だろうが。