今週のアムドライバー

第13話 「リトル・フレンズ」 
シャシャが(略
ラグナのツッコミの的確度、視聴者シンクロ度が高くなっており楽しい。 

少年とヒーローの交流をアムドライバー的に描く。
 
白と黒、表と裏がごっちゃになった現状で、
なおも己の利益の為にアムドライバーを取り込もうとする
金色の元アムドライバー政治家に反発し、シーンと分かれるジェナスたち。
 
そこで、アムドライバーファンの兄弟と出会う。
アムドライバーフィギュアが飾ってあったり、現実のファンとあまり代わらないあたり、
アムドライバーの世界観ならではである。
 
兄弟の父親のアムドライバーを信じられない、という言葉はよく理解できる。
すべてが茶番だと知ったら、すべてが信じられなくなるものだ。
雪印の時も信頼が揺らぎ、無関係の末端の従業員さえも苦境に立たされた。
アムドライバーという「ひとくくり」で人間を見て、個人を見ない。
それは当たり前のことだが、愚かなことでもある。
 
信じてくれる人がいる限り、またはたとえ信じてくれなくても、
それでも己を貫き、戦うのがヒーローである。
ヒーローを疑うというテーマの作品はよくあるが、
それでもヒーローはヒーローだ! と突き抜けているところに好感である。