「私、負けない」
 
一人だけで生き抜く、絶望的な事態で見えてくるのは、
自然の厳しさ、易しさ、素晴らしさ、そして、仲間の大切さ
それは、サヴァイヴのテーマであり、
サヴァイヴらしくないこのお話が、実はサヴァイヴそのものとも言えるのだ。
 
自然から離れた場所で生きている人間には、「生きる」という実感が薄い。
その中でも「生きる」ことを常に考える、ルナの父のような人間は少ない。
 
分かりきったことを言うのは、気が引けるが、
サヴァイヴが言っている事は、都市に生きる我々のことなのである。