アニメ

「叛乱 最強の海賊?」 頭脳明晰にして戦闘もプロ。 こんな嫁が欲しいと思う私は、不純だろうか。 エステルの属する民、オーヴァルウィッチは、 正義と正義の争いによって、母なる星を失い、 その高度な軍事技術を糧に流浪の民になったようだ。 まるでユダヤ…

「京都燃ゆ」 唐突だが、私も京都が好きで、嫌いだ。 東京も、好きで嫌いだが、歴史の重みが違う。 千年の栄華を、伝統文化として残した街。 戦争などなかったかのように、優雅にたたずむ街。 いつも割を食うのは、地方周辺で、 中央は最優先で保護される。 …

幸運河編「小夜子」 今回の共通テーマは馬である。 アイバーマシン勢ぞろいとニンジン。 ニンジン繋がりでついでにウサギ。 デキの良い兄とごく普通の妹。 デキの良い兄を自分の側に引き込み、 ごく普通の妹を相手の側に押しつけようとする両親。 全ては、せ…

第三幕「土蜘蛛」 土蜘蛛は大和王朝にまつろわぬ民であった。 ただ、それだけの存在であった。 それは劇中でも同じであったようだ。 酒呑童子という豪族もまた、そうであったはずだ。 だが、それは劇中ではそうではないようだ。 恐怖と酒(麻薬)で支配を広…

ディーノの父、語る。 誇りと独創と円満、地位と名誉と安定 どちらを選ぶのが正解なのか。 現在の所、その答えは前者が良いに決まっている。ということなのだが、 後者を手に入れて、それで上手くやっている人間は確実に存在する。 ただ、急激に後者を手に入…

大総統の予想通りのお姿に、かえって戦慄する。 原作でのあの場面が、こうやって再現されようとは。 この世界の軍は、最も利己的で最も暴虐である。 まるで、私達が教え込まれた戦中の日本軍である。 もちろん、その半分は嘘なのだが。 それを、まったくの実…

ウィングセイバーの過去(レーザーウェーブ)との別離。 そして、サソリの人の悲しき変貌。 ウィングセイバーとサソリの人の対比が、きっちり出ている。 心を自由にした者と、心を変えられた者。 あとは、仲間を持たない者の末路。 今となっては、レーザーウ…

「私、負けない」 一人だけで生き抜く、絶望的な事態で見えてくるのは、 自然の厳しさ、易しさ、素晴らしさ、そして、仲間の大切さ それは、サヴァイヴのテーマであり、 サヴァイヴらしくないこのお話が、実はサヴァイヴそのものとも言えるのだ。 自然から離…

万能の天才、グラムの人生初のスランプのお話。 何かに取り憑かれたかのような別人ぶりが、痛々しい。 命懸けの場所で戦う以上、最悪仲間を失うことはある。 問題は、それに引きづられて他の仲間まで危険にさらすことだ。 他のクルーはそこらへんが良く分か…

今週の鉄人28号

「不乱拳の弟子たち」 敷島博士が、近々大きな災いに出くわす、という噂を聞く。 それは、正太郎にとって、どれほど大きな事件であるか。 今回は、人工知能。 鉄人の頭脳となるべく作られた、意思を持った機会。 それを我が子として育てた、京都を憎む女性。…

新番組 プラネテス

既に漫画のころから、かなりの評判だったが、 あいにく読む機会が無かった。 宇宙が舞台なのに、変な話「地に足がついたお話」である。 国際連合の後身らしき組織や、相変わらずの紛争。 デブリの回収という仕事、さまざまな人間模様。 良きものに出会ったと…

不思議の海のナディア(再)

お気楽だったジャンが、 目の前で見殺しにされる知人を見て、 戦争の真実を知るお話。 実は、ナディアの中で一番印象に残った回でもある。 あの事態で、一番悪いのはガーゴイルである。 それは間違い無い。 問題は、 他にはだれも悪人がいない、ということだ…

今週のSDガンダムフォース

金太郎武者ガンダムこと、元気丸を説得しつつ、総集編。 小生意気なガキは、好きだが嫌い。 この矛盾した気持ちは、きっと矛盾ではない。 遠くで見てるぶんには、楽しい奴なんですが…… 振りまわされる四人が、実にコミカルで楽しい。 特に、爆熱丸の熱血バカ…

御伽草子

第2幕「貞光」 女たらしのロクでなし、登場。 生娘を土蜘蛛に差し出し、それによって村の平和を守る契約。 そう、これは「忘却の旋律」の現実版だ。 かつて、このような契約が実際に行われていたであろうことは、 民俗学の書物を紐解くまでもなく、各地の伝…

今週の鋼の錬金術師

イシュバールにおいて再び集う兄弟と大佐一行。 明かされる戦争の原因。口封じをも兼ねたキメラ実験。 軍は、賢者の石を手に入れようとしたのか? その為に、特殊部隊に偽の任務で虐殺をさせたのか? 無抵抗の人々を殺すだけの大義は、どこにあったのか? ス…

今週のサヴァイヴ

海を行くオリオン号。 しかし、次々と船酔いに倒れていく面々。 残ったのは、ルナ・ベル・カオル・チャコのみ。 ベッドで苦しむ面々は、あのメノリまでもが、 「島に帰れないか?」と言い出す始末。 ハワードはいつもと変わらないので、どうでもよい。 一人…

今週の絢爛舞踏祭

キュベルネスに捕まったベステモーナ。 逆にキュベルネスを騙して、船を乗っ取ろうとするのだが、 そこに、キュベルネスを狙う金銀銅の兄弟海賊船が迫る…… 軍のやり方では、海賊には勝てない、と断言するキュベルネス。 実際に、軍のやり方で、バカ兄弟に勝…

今週の鉄人28号

「怪盗ブラックマスク」 鉄人を活躍させない条件を作ったテレビ東京が恨めしい。 鉄人を見放しておきながら、火の鳥を中途半端に終らせ、 ポワロのアニメを作ったNHKが、もっと恨めしい。 九大天王たる大塚署長が、ここまでヘタレなのも恨めしい(謎 鉄人…

今週のSDガンダムフォース

「突入!ダークアクシズ!」 ガンダムサイ、SDG用ザクレロゲートを使って、 舞台は、天宮、ラクロアへ。第2部 開始である。 OPが変わり、パワーアップしたガンダムフォースの面々の勇姿にさっそく燃える。 本編でも、騎馬王丸、闇の騎士デスサイズ、ガ…

今週の忘却の旋律

第5部 迷宮島編 「出口という入り口」 メロス同士の淡々とした、真っ向勝負が見物であった。 あとは、モンスターたちの名前がギリシャ神話から取られたものであること。 メロスも「走れメロス」のメロスで間違い無いようである。 己の心と対峙し、それでも…

今週の爆裂天使

「ワイルドキッズ」 地獄から天使はどうやってやって来たか。 つまりは、メグとジョウの出会いの話。 流石にアド街っく、アメリカ編とは言えない。 どうやら、ジョウは光る脳の集団の実験体(?)だったらしい。 空母などを見るに、アメリカ軍部関連の集団だ…

新番組 御伽草子

「頼光」 プロダクションIGの最新作。 かの会社といえば、最近はイノセンスでの活躍が記憶にあたらしい。 まあ、言わなくても絵を見れば一発だろうが。 男装の少女源頼光、藤原綱、安倍晴明など、キャスティングも心憎い。 まあ、一部には平安物に食傷気味…

マイトガイン(再放送)

「完成! バトルボンバー!」 題名に偽りあり。 青戸の工場長こと大阪室長と、ウォルフガング博士が主役。 過去において、どうやら同僚だったらしい。 ウォルフガングが辞めたのは、人命優先という自分の主張が、 大した理由もなく却下されたから。 大阪室長…

新番組 蒼穹のファフナー

第1話「楽園」第2話「告知」 ナデシコ・ステルヴィアに続く最新作である。 「〜に似ている」とか言うのは、あちこちで既に言われているので止める。 謎が多過ぎて、世界については何も言う事はできないが、 それでもあえて言うならば 「あなたはそこにいま…

今週の鋼の錬金術師

「川の流れに」 賢者の石の目指すが故の兄弟ケンカ ウィンリィ&シェスカの危険なスパイ活動 の二本立て。 エドの父親への頑なな態度を見ていると、 トランスフォーマーのキッカーのコンプレックスを連想する。 母をほったらかしにした父への憎しみがあるの…

今週のトランスフォーマー

「切り裂かれた宇宙」 地球から送られた大量のエネルゴンを奇貨として、 戦闘そっちのけで、自分の星を開放してしまったアルファQ。 その影響で崩壊するユニクロンに、激怒したガルバトロンは、 自らもエネルゴンの力を、破壊の力として解放させる。 そして…

今週のサヴァイヴ

「とても大事な仲間です」 予想通りの展開であっても、心の準備ができていたとしても、 気に入っていたキャラが死ぬのは、悲しい。 最近、安易にキャラを殺す描写が多い。 それが悪いとは言わないし、戦争の現実などはそういうものだ。 だが、死をもっと丁寧…

今週の絢爛舞踏祭

第14話 「大脱獄!愛と情熱の果てに」 すべてはグラムが悪いのだ……と暴走を続けるベスが脱獄。 ぐーたらドリトル大尉の、垣間見える知略。その融通無碍な所が良い。 ただの給料泥棒かとも疑ったが、タダモノではなかったようだ。 キュベルネスに攻撃を受ける…

今週の鉄人28号

十三回「光る物体」 今回も一話完結のお話。 地球外から来た光る物体と、猛獣虐殺の罪に苦しむ飼育員のお話。 偶然にもまた、他者の命を奪う、という業についての話である。 ミステリー小説の、だまし絵のような構成が、雰囲気をかもしだしている。 鉄人はま…

不思議の海のナディア(再)

13話「走れ!マリー」 蝶々を追いかけていて、見知らぬ場所に迷い込む少女。 という、かなり古典的な表現だが、自然なことでもあり、 手法をとらない理由にはならない。 サンソンと怪ロボットの対決が、普通に面白い。 主人公が活躍しない回があること、脇…